ほとり暮らし

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【お片付けと防災】床上浸水の経験から学んだこと

このたびの西日本豪雨に対し、心よりお見舞い申し上げます。皆様の一日も早いご再建をお祈りいたします。

滋賀県大津市も避難勧告が発令された地域がありましたが、幸い私の住む地域に大きな被害はありませんでした。

大雨が降ると、豪雨で被災した時のことを思い出します。

平成6年9月、兵庫県伊丹市における局地的な豪雨が発生。

私は兵庫県伊丹市で母と二人暮らしでした。家は床上浸水しました。

降り始めから瞬く間に畳がプカプカと浮き上がりました。

浸水する前に出来たことといえば、家電製品のプラグを抜いてまわり、貴重品を2階に移動させることくらいでした。

家財道具を全て移動させることは不可能です。

モノに手間を取られ、命が犠牲になることほど悲しいことはありません。


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一夜明けて水が引いた後の1階は流入した土砂だらけ。

それらを手作業で掻き出し、畳を交換するまで完全に乾燥させるなど復旧作業は労力と時間がかかりましたが、家を失わずに済んだだけで有り難いことです。

この水害の明くる年、平成7年1月17日に阪神淡路大震災でも被災するという不運続きでした。

いずれにせよ命は助かったので、本当に幸運だと思います。

どんな災害に対しても、備えることはある程度可能だということを学びました。

  • 戸建住宅であれば、水害の際の床上浸水を想定して1階に置くモノを決める。
  • 貴重品を床に直に置くようなことは避ける。
  • 避難グッズは持ち出しやすいところに置く。
  • 家の中の動線を阻むようにモノを置かない。

これらのことは災害の備えに限らず、空間を整えることの基本でもあります。

空間を整えることは家族の安全と幸せにつながります。

お片付けの知識は単なる家事のカテゴリーでは無いです。

大げさかもしれませんが、「お片付けは人生を変える!」と思うからです。

ちょっと暑苦しいですかね…?

教室や個別相談では、そんな熱い思いを余すところなくお伝えしたいと思っております。

皆さまのお手伝い、ぜひさせてください(*゚∀゚)

 

 

おわり