Amazonプライム会員の恩恵に預かり映画を観ています。
話題だった映画「ラ・ラ・ランド」。
遅ればせながらやっと観ました。
ミュージカルが好きかと聞かれたら、
うん、まぁ…と答える程度。
生でミュージカルを観たのは、NYブロードウェイの「サタデーナイトフィーバー」のみ。
でも日本では積極的に観ないので、基本的に好きでないかも…。
「ラ・ラ・ランド」はミュージカル要素が盛りだくさんと聞いて、一抹の不安が。
セリフを話してたかと思うと、歌って踊りだす。よくタモリさんがミュージカルを茶化すやつ、私も同感でした。
しかし、ラ・ラ・ランドの役者さんたちは揃いも揃って踊りが上手で、見入ってしまうほど。
シーンごとの音楽のチョイスも素敵。
一抹の不安は吹っ飛びました。
ストーリーは、いつか自分の店を持ちたいジャズピアニストのセブ(男)と、女優になりたいミア(女)のお話。
お互いが夢に向かって励まし合い、支え合う。
けれど次第に成功をつかむ(かのような)タイミングにズレが生じて、二人の関係性もズレていく。
ありがちっちゃ、ありがちなストーリー。
で・も!
さすがアカデミー賞受賞作、見せ方が違うな〜と思いました。
ラストが近づいてきた頃、「もしもあの時こうなってたら的妄想」シーンを一気にたたみかけて来ます。
何となくグウィネス・パルトロウの「スライディングドア」がデジャヴりました(パラレルワールドっぽいところ)。
「もしもシーン」は、とても切ないけれど、二人の出会いの必然性を感じずにいられませんでした。
誰と生きていくか。
どう生きていくか。
夢を夢で終わらせなかった二人の物語。
観終わった後に様々な問いかけが起こりました。
自分は好きなことや得意なことを仕事にしてきたけど、本当にやりたかったことをやって生きてるだろうか?
本気で取り組んでないうちに諦めてしまってないか?
で、私の夢って何だろう?
この映画の最大の良いところは恋愛至上主義のハッピーエンドじゃないところ。
それぞれのハッピーエンドがあることを見せてくれました。
突如、私の中に現れた月亭可朝師匠が歌ってくれました。
夢を叶えるんは生半可なことやないんやで〜♪
中途半端な気持ちで夢を追いかけたらあかんのやで〜♪
おわり