【映画】アマゾンプライムからのおすすめに乗ってみる
よくアマゾンのプライムビデオで映画を観る。
トップページには、今まで観た作品や検索履歴、好みの傾向から【おすすめ映画】が表示される。
そのリストの中に気になる映画を発見。
これは観てなかったので、早速鑑賞。
悪魔祓いを職業とするジョン・コンスタンティン(キアヌ)が地獄から人間界に忍び込もうとする悪魔と闘うストーリー。
キリスト教(聖書)の基礎知識が無いとわかりにくい部分があるかもしれないが、わからなくても充分楽しめると思った。
私は普通に読みものとして聖書を読んだことがあり、キリスト教の思想、世界観は理解している。
この世の仕組みは聖書に書き表されていると思うし、わりと信じている。
「コンスタンティン」ではそれらが見事にビジュアル化されていて、まさに想像しているとおりだった。
実際に私たちが住む人間界には悪魔と天使が入り混じっていると思うので、ストーリーに違和感を感じなかった。
さらに天使、悪魔それぞれの配役が絶妙だった。特にルシファーの意外性に驚きつつ笑えた。
とにもかくにもキアヌ・リーブスがカッコイイ(若くてスリムだったし)。
珍しく何回観ても楽しめるような作品で、かーなーり良かった!
別の日。
【おすすめ映画】に表示されたのは、ジム・キャリー主演「トゥルーマン・ショー」。
1998年の作品か・・・古いな~。
確かにまだ観てなかった…と言うか観ようと思ったことは無かった。
なぜアマゾンプライムは私にすすめてくるのだろう?
ジム・キャリー好きじゃないのに。
でも、きっとすすめてくるくらいだから面白いハズ…と観てみた。
トゥルーマン・バーバンク(ジム・キャリー)は快適な美しい島で、良き妻と素敵なマイホームに暮らす安定したサラリーマン。
彼の日常は平和で何の不自由もない穏やかな日々。
だが本当は心から愛した女性のもとに行きたいと望んでいた。
本心に気付いて島から出ようと試みるものの、常に島から脱出不可能な事態に陥る。
脱出させまいとトゥルーマン以外の全ての人間が阻止するのだ。
何かおかしいことに気付いたトゥルーマン。
実は彼以外の人間は全て役者で、生まれた時から彼の人生は全世界に生中継されていたのだった・・・。
書いてるだけでも恐ろしいストーリー。
箱庭で飼われているような人生。
まるで鎖国した国、はたまたマインドコントロールされた人々が所属する宗教団体のよう。
そんな哀れなトゥルーマンの一挙手一投足を見て笑い、時に彼の苦悩に涙する視聴者のおぞましさ。
怖い、怖すぎる。
他人の人生を傍から見て楽しむ卑しさ。
人間の本質を描きすぎている。
鑑賞後の後味の悪さが辛い。
自分の嗜好で選ぶと偏るので、おすすめを信じて見るのも新鮮ではあるが、個人的にあまり好きではない映画だった。
アマゾンプライムよ、次は何をすすめてくるのだ?
(。-∀-)ニヤリ
おわり