【参拝】近江国三宮の一つ、多賀大社へ。
滋賀県に住んで7年経つが、 参拝した神社は数えるくらいしかないことに気づいた。
参拝したのは、近江神宮、膳所神社、平野神社、三尾神社、長等神社といった大津市内の神社と、近江八幡にある日牟禮八幡宮くらい。
近江国三宮とよばれる神社があることすらわかっていなかった。
近江国三宮とは、
とのことだが、どれもまだ行けてない。
(+。+)アチャー
三之宮にあたる多賀大社のホームページを見ていて、とても行きたくなった。
多賀大社の御祭神である伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)は、伊勢神宮内宮の天照大神の親。
「お伊勢参らば お多賀へ参れ お伊勢 お多賀の子でござる」という俗謡もあるようだ。
お伊勢さんに何度もお参りしているけど、お多賀さんに全くお参りしてないとは・・・。
これは何としても行かなければと、週末に一人旅に出た。
初めて乗る近江鉄道。
事前にはりきってICOCAチャージしていたけれど無意味だった。
近江鉄道は現金しか使えない古き良きシステムなのだった。
そういえば近江鉄道バスも現金しか使えなかったっけ・・・。
そんなわけで券売機で往復券を購入。
ここはキャッシュレス化される気配を全く感じない。ずっと変わらなさそう。
久しぶりに硬貨で切符を買った。
なんか新鮮だ・・・。
のどかな風景の中を走るワンマン車両に揺られ、多賀大社駅に到着したのは14時。
自宅から約1時間30分かかった。長かった。
多賀大社駅を出ると大きな鳥居がお出迎え。
わりと大きい。
絵馬通りという参道を歩くこと約10分、多賀大社に到着。
鳥居をくぐるとアーチのすごい太鼓橋(太閤橋)が。
豊臣秀吉がお母様の病気平癒をこちらで祈願し、回復した御礼に寄進した一万石で造られた橋だとか。
ちゃんと礼を尽くす秀吉さん、流石だ。
多賀大社の御祭神、伊邪那岐大神・伊邪那美大神は生命の親神様である。
延命長寿・縁結び・厄よけの神とされている。
すか~っとした広い境内は、全てのものをおおらかに包み込んでくださるような気に満ち満ちていた。
特に拝殿の正面辺りが一番気持ち良かった。
ここに佇むだけで元気になる。
ちょうど御祈祷のタイミングと重なったので、宮司さんと巫女さんを見ることができた。
神様が近くに降りてこられてると思うとドキドキした。
神聖な空気に溢れているけれど、ふんわりと暖かくて、参拝を終えると心がじわ~っと安心する感覚になった。
見事な社殿をじっくり眺めながら、皆に永く親しまれ愛されてきたお多賀さんの空気を存分に味わった。
拝殿手前に立派な松の木があった。
拝殿から右手に進むと、さざれ石が。
「君が代」のさざれ石とはこの石のこと。
初めて見る事ができて感慨深い。
境内には15もの摂末社がある。
お詣りしたのは、
お詣りを終えて社務所前にある「寿命そば」で月見そばをいただいた。
しっかりとした味の出汁に固めの蕎麦。
生の地卵を絡めるととっても美味しかった。
心も身体もほくほくと温まり、足取り軽く多賀大社を出た。
帰りの電車(1時間に1本)に合わせて絵馬通りを散策しながら駅へ向かう。
鳥居の正面にある「糸切餅総本家多賀や」にて糸切餅をお土産に購入。
初めて食べた糸切餅、ピンクと水色の線が見た目に可愛い。
とっても柔らかい米粉に包まれたこしあんは甘過ぎず、何個でも食べれてしまう。
赤福もいいけど糸切餅も良い♡
(゚v゚)メチャウマー
糸切餅を買うためにも、また来よう。
帰りの近江鉄道に乗った瞬間に雨が降り始めた。
神様のお計らいで雨に遭わないで済んだのかもしれない。有難い。
° ✧ (*´ `*) ✧ °
多賀大社駅を発車して彦根駅へ向かう途中、遠く西の空を眺めると、雨にも関わらず太陽の光が優しく平野を照らしていて、高千穂峡のような雰囲気がした。
最後に参拝した摂社・日向神社の御祭神、瓊々杵尊(ニニギノミコト)は高千穂の神様。
いつか行きたいと願い続けている高千穂峡へ誘われているような気がしたのだった。
参拝一人旅はまだまだこれから(*º▿º*)
おわり