ほとり暮らし

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【Covid-19】コロナ感染(第9波)①

2023年8月22日

朝から喉が痛くて仕事を休む。熱はない。

18時 体温36.5℃

18:40 後鼻漏かもしれないと思い、耳鼻科へ行くことにした。

受付で検温すると36.9℃になっていた。

 

診察室に通され、念の為コロナ検査をしましょうと提案され、検査すると陽性だった。
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こんな低体温でコロナ?

 

耳鼻科の先生曰く、たまにこういう軽い症状の人もいますとのこと。そうなのか。

コロナと判明した瞬間から、看護師さんが距離をとって接しているのがわかった。

幸い私が本日最後の患者だったので、誰にも対面することなく病院を出られた。

やや隔離された状態で処方せん薬局に案内され、咳止め薬、痰切り薬をもらって帰る。
帰宅後、咳が出始める。


22:00  体温37℃
0:30  ロキソニンを飲む。体温37.7℃。頭痛あり。

これからさらに症状が出てくるのだろうか。

 

 

【変化】飲み物の嗜好

ずっとルイボスティーが苦手で飲めなかった。
2018年に勤めていた会社にて、スラリ体型の美しい先輩が毎日ルイボスティーを愛飲していたので、美しさの秘訣はそのおかげなのかと飲んでみたが、薬っぽい味がして飲めなかった。
茶葉のブランドによるのかもと様々なものを試したが軒並み無理であきらめた。

時が経ち2023年、コンビニに普通にルイボスティーが並ぶ時代に。
もしかしたら飲みやすくなってるかもしれないと期待して、セブンイレブンルイボスティー飲んでみたところ、普通に美味しく飲めたのだ。
気を良くしてセブンのルイボスティーレモンも飲んだらさらに美味しく感じた。

これが一番美味しいと思うのだが、最近どこにも売ってなくて残念。

ファミマのアフタヌーンティー監修ルイボスティーも良い。
ペットボトルのルイボスティーはほぼいけるとわかった。
ティーバッグのものは当たり外れがあり、安価なものはやはり薬っぽい味がする。
茶葉が違うのか、淹れ方に技術が必要なのかわからないが、苦手だったものが飲めるようになったことはうれしい。

 

4月下旬に気胸を再発した時のこと。

気胸再発の数日前からコーヒーが飲めなくなっていた。

毎朝ドリップコーヒーを美味しいと感じながら飲んでいたのに、背中が痛くなり始めた頃からコーヒーを飲むと動悸がするように。
飲みたいと思う時が来るまで飲まないでいたら、現在も飲みたいと思わない状態が続いている。
コーヒーを飲まなくなったことで甘いものをあまり欲しいと感じない。これは嬉しい変化である。


飲めるようになったもの、飲めなくなったものでプラマイゼロだけど、健康的になっているのは確かな気がする。

【旅】安土城跡、特に何もない。

2023年6月4日、息子と安土城跡へ行った。
敬愛する織田信長様が栄華を誇った地、安土城
滋賀に移り住んで10年、電車で安土駅を通過するたびに安土城跡あたりを眺めては在りし日の安土城へと想いを馳せていたのだが、寂れた雰囲気が漂う景色を見るにつけ悲しみがこみ上げるばかりで、どうしても一人では行く気になれずにいた。

しかしこのたび息子が行ってみたいと言ったので、晴れて信長様を偲ぶ旅が実現した。


安土駅を降りると、特に何もないロータリーに信長様がいらっしゃった。

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安土駅から特に何もない住宅街を歩くこと約30分、安土城跡に到着。
安土城跡の入場に700円、摠見寺特別拝観(抹茶&菓子付き)に別途500円を支払って入った。
受付にて無料貸出の杖を借りて、大手道の石段を上って行く。
石段のそこかしこに「仏石」と書かれたポイントが。
これは安土城建設のためにたくさんの石が必要だったため、墓石をも建材として提供させたという無茶な信長様のエピソードを思い出させるものだった。


大手道から右に続く道の先にある摠見寺を拝観した。
入口からすぐの広間に信長様の凜々しいお姿の肖像画が飾られていた。

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この肖像画を観られて、ここへ来て良かったと思った。
信長様の生きていた証がここにあるということだけで胸がいっぱいになった。

廊下を奥にすすんだ部屋にてお抹茶とお菓子をいただきながら、しばし休憩をとる。
お寺の方に御礼を告げて摠見寺を出た。

ふたたび大手道に戻り、不規則な高さの石段をひたすら上る。
これがなかなかきつい。杖を借りて正解だった。
途中で羽柴秀吉邸跡や森蘭丸邸跡があったがその痕跡は特に何もなく、生い茂る木々の一部と化していた。
そこからさらに上ったところに本丸跡、天主跡があった。
きっとあったのだろうな……という感じの特に何もない空間が広がっているだけだった。
山頂付近は生い茂る木々のせいで景色があまり見えない状態で、信長様が見下ろしていた風景はこんなものではなかったのだろうと思われた。

天主跡からは下山するルートになるので、大手道ではない石段をひたすら下りていく。
しばらくすると二王門が見えてきた。
門には金剛力士像が鎮座していて、この場所を睨みを効かせながら護り続けておられるようだった。


ほぼ下山した辺りで最初の大手道に合流し、受付に借りていた杖を返却して安土城跡を出た。
約1時間の散策だったが、これは立派な登山だ。
信長様への興味が無ければ、ただただきつい登山だ。
途中の摠見寺拝観が無ければ、見どころと言えるところは特に何もない(個人的感想)。むしろ信長様の栄華の痕跡をことごとく消し去っていることに感心するばかりだった。
やはり悲しみがこみ上げてきてしまった。一人で訪れるには悲しすぎる場所だ。
息子がいてくれて心強かった。


ここからさらに24分歩いて「安土城考古博物館」と「安土城天主信長の館」を見学し、また歩くこと22分、安土駅へと歩いて戻った。
手元のスマートウォッチの歩数計を見ると、16,337歩と表示されていた。距離は10.71㎞だった。こんなに歩いたのは久しぶりだ。
普通ならクルマで行く観光ルートだが、息子と一緒だったから歩けたのだと思う。
のどかな田園の道を歩きながら、次は明智光秀ゆかりの西教寺へ行こうと息子と約束した。

 

おわり

【持病】約2年ぶりの気胸再発

2023年4月下旬、約2年ぶりに気胸が再発した。
新しい職場で働き始めて3週間が過ぎた頃だった。
慢性的な肩凝りに加えて背中が痛み出し、鎖骨や胸の辺りも痛むようになってきたのでパルスオキシメーターで測ったところ、酸素飽和度が93%くらいになっていた。
90%を切ったら病院に行こうと決めて、ひとまず仕事を休んで安静に努めた。
4日間静かに過ごしたおかげで8割ほど回復した。


なぜまた気胸が再発したのか原因を考えた。
おそらく月経を止めるための薬ジエノゲストの服用量を0.5mg減らしたからではないかと。

現在の主治医は身体への負担を減らすために良かれと思って服用量を減らして処方してくれたのだった。
50歳くらいに閉経を迎える想定で少しずつ薬を減らすという計画だったのだが、まだ時期尚早だったのかもしれない。
そんな推察を次の診察の際に主治医に話したところ、あまり納得していない様子だったが、処方量を元の量に戻してくれた。
実際に気胸が発症する原因は強度のストレス負荷がかかった時とも考えられているので、薬の量だけでなく環境の変化が起因しているとも考えられる。
新しい職場は前より格段に働きやすいので、ストレスはあまり感じないのだが?

これを書いている8月6日現在、仕事にも慣れて体調は良好である。
閉経まであと数年、心身のバランスをとりつつ、気胸を再発させずになんとか逃げ切りたい。

【旅】一泊二日の金沢旅行〜金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街〜

2023年2月25日、金沢旅行2日目。

ホテルを11時にチェックアウトして、金沢21世紀美術館を訪れた。
入口スペースはすでに長蛇の列で入場規制をしていた。
一番観たい展示の「スイミングプール」は事前予約が必要だったらしく、プールの内部に入ることはできないというアナウンスが流れていた。ああ残念。旅のリサーチ不足は手痛い。
金沢21世紀美術館に行く際は先にチケット購入し、観たい展示に関しては予約することが必須のようだ。
30分ほど待ってようやく入場できた。

今回の企画は『時を超えるイヴ・クラインの想像力』というもので、全く知識なく鑑賞したが、イヴ・クラインという人は大真面目にぶっとんだ試みをしているようだった。
一番印象的だった展示は、クラインが大きなガスバーナーを脇に抱えながらキャンバスに火で何か描くそばから、すぐ横にいる消防士が消火活動しているというもの。危険を伴いながらの命がけの創作活動だ。

火で描きつつ、燃える前に消す?

何だかよくわからないけど面白い。

飽くなき創造的欲求のままに驀進しまくった作品の数々に圧倒された。
完全に理解するのは難しい。


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わからないながらもイヴ・クラインはおもしろい人だと勝手に納得したのだった。

美術館を出て、念願の海鮮ランチをいただこうと近江町市場へ行った。

近江町市場は混雑しており、特に寿司や海鮮丼のお店はどこも大行列で並ぶのをためらうほどだった。
近江町市場はあきらめて、ひがし茶野街へと向かい歩くこと約30分、ひがし茶屋街に到着したらここも大混雑だったが、老舗の洋食店「レストラン自由軒」はどうにか入ることができた。
空腹すぎてとにかく何か食べたい状況に追い込まれた私たちは、もはや当初の目的である「金沢で海鮮を食らう」ことはどうでもよくなっていた。
待っている間に脳内は完全に洋食モードに切り替わり、オムライスとコロッケのプレートセットを注文した。f:id:yumity:20230621192939j:image
オムライスは醤油ベースのライスがちょうどいい薄さの卵に包まれていて絶品だった。
お店は古き良き昭和の雰囲気で、くつろいで食べることができた。

他のメニューもどれも美味しそうで、またリピートしたいと思った。良いお店に出会えて良かった。

自由軒を出ると、道沿いすぐのところに立派な松があった。

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松の木が好きだ。枝の曲線に見惚れてしまう。

雪から松を守る雪吊りは、松に対する愛情が感じられるから幸せな気持ちになる。

ひがし茶屋街を散策したのち、タクシーで金沢駅へ戻った。
サンダーバードの出発前に金沢百番街に寄り、帰路で念願の海鮮をいただくべく「金沢玉寿司」の海鮮駅弁を買い、家族へのお土産には「柴舟小出」の栗法師を買った。
16:29発のサンダーバードに乗り込むと、車内は私たちと同じような女性2人組がほとんどだった。

旅をふり返って話し、少し仮眠をしたのち、京都駅到着前に玉寿司の海鮮丼をいただいた。

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揺れるサンダーバードで撮影したのでブレた。

新鮮なイクラ、マグロ、ネギトロの海鮮丼は鮮度が良くてとても美味しかった。

駅弁でこんな美味しいなら、お店で食べたらどれほどなんだろう。

次こそはお店で海鮮をいただきたい。

気の置けない間柄での旅行は楽しいものだと思えた2日間だった。

行き当たりばったりなところが多かったが、姉との旅は笑ってどうにかなるから気が楽で良い。

そして次の計画をするのがまた楽しみだったりするのだ。

 

おわり

【旅】一泊二日の金沢旅行〜尾山神社と兼六園〜

昔、家族旅行で金沢に行ったが、兼六園を観ていなかった。
そんな話を姉としていて、今なら兼六園もちゃんと観たいし行こうよと意気投合して一泊二日の旅へ出た。

2023年2月24日、京都駅から特急サンダーバードに乗り、約2時間で金沢駅に到着した。


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ちょうどお昼だったので駅前の金沢フォーラスにある「金澤ミート」でハンバーグランチをいただいた。

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ランチの後、最初に尾山神社に向かった。

賑やかすぎず寂しすぎない雰囲気の大通りを歩きながら、ふと、この街に住む自分を想像してみたりするが、あまりしっくり来ない。住む街というのは何かピンとくるものがあるものだ。

今まで住んだ街を決めた際は、その街で暮らす自分を想像してわくわくするかどうかで判断していたなぁなどと考えているうちに尾山神社に到着した。


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ステンドグラスが施された和漢洋折衷な神門や美しい庭園など、華やかな雰囲気に溢れていた。

 

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加賀百万石ゆえの文化の多様さなのだろうか。神社でありながら芸術性に富んでいて、居心地が良い神社だと思った。

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脚の長い狛犬さん

 

尾山神社前田利家と妻のまつを祀る神社だ。

大河ドラマで観たお二人の姿を思い出しながら本殿を参拝しておみくじを引いたら中吉だった。初詣のおみくじも中吉だったから、今年はずっと中吉なんだろう。

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前田利家

 

尾山神社を奥に進むと金沢城公園に続いていて、お堀通りの橋を渡ると兼六園に着いた。

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時刻はすでに16時頃で、付近の茶店は閉まりかけていた。
入園料320円を払って兼六園へ入る。
冬の風物詩である松の雪吊が見られた。

池の付近はフォトスポットらしく、着物を着た若い方々が撮影にいそしんでいた。
庭園は思っていた以上に広く、時間内に全て見ることは不可能に思えたのと、かなり歩いて体力が残っていなかったので、庭園の中ほどくらいまで散策したところで兼六園を出ることにした。
残念ながら私は庭園を鑑賞する楽しみがまだ理解できていない。おそらく姉も同じだろう。有名な観光地だから行っておこうなんていう安易な考えで来てみたが、わからないものはわからないのだ。いつかわかる日が来るのかも謎である。

兼六園を出てホテルへの道すがらでお茶をしようと香林坊東急スクエアのNOMIAM CAFEに入り、コーヒーとバスクチーズケーキをいただいた。f:id:yumity:20230617233816j:image

どちらもとても美味しくて、歩き続けていた疲れが癒やされた。

カフェから歩いて5分ほどで今回の宿・ホテルアマネク金沢へ到着した。リブランドして上手にリノベーションした様子で、建物内部はセンスの良い調度品とインテリアで快適な空間だった。

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チェックインを済ませて部屋に入り、夕食の店探しをしたところ、ホテルからわりと近くにクチコミ評価高めの四川料理の店を見つけた。

金沢に来たのに未だ海鮮を食べれていないことが気がかりだったが、明日の昼にお寿司を食べようと「四川料理 昇竜」へ行くことにした。

ビルの地階にあるお店は意外とゴージャスな雰囲気で、すでに店内は混み始めていて賑わっていた。

メニューは豊富でリーズナブルな料金設定なので安心した。生春巻き、麻婆豆腐、エビ炒飯、どれも美味しかった。

ホテルに戻って大浴場に行った。温泉ではなかったが、大きな浴槽にゆったりと浸かることができて良かった。

シモンズのベッドで気持ちよく眠りに就いた。

2日目へ続く。

【映画】THE FIRST SLAM DUNK 鑑賞

昨年11月くらいにFM802の10ーFEETの番組を聞いていたら、スラムダンクの主題歌を担当することになったと話してて、驚くと同時にスラムダンクと10ーFEETって本当に合うな~と思って映画に興味津々だった。

そのエンディング曲である「第ゼロ感」は、スラムダンクの世界観を音楽にするならまさにこんな感じ!な印象で、日を追うごとにチャートを上り詰めていった。

映画を観る前に「第ゼロ感」を聴きこんで、私の脳内で生きている湘北高校の面々を蘇らせるイメトレの日々が続いた。

 

スラムダンクがジャンプで連載された頃、単行本が出るたびにすぐ買う友人から借りては読みふけり、流川くんにときめいていた。

連載を追いかけるようにアニメ放送も始まったが、漫画のカッコ良さが失われていて観る気がしなかった。

漫画の連載が終わると同時にスラムダンク熱は次第に薄れていった。

 

あれから26年。

今回の映画について、アニメの時と声優が違うとか不満っぽいコメントが散見されたが、アニメのスラムダンクを認めてない自分にとっては無問題だった。

 

26年の時を経てようやく井上雄彦先生が思い描く世界が映像化できたことへの期待を胸に映画館へと向かったのは先週の土曜日のこと。

ポップコーンとアイスカフェラテを買い込んで劇場のちょうど真ん中辺りの席へ着いた。

上映開始。

オープニング曲はあのチバユウスケ率いるThe Birthdayの「LOVE ROCKETS」。

湘北高校が持つ空気感やバスケのスピード感が合わさりつつ、タランティーノ映画のような雰囲気で始まる。

戦いへの胸の高鳴りのようなリズムに包まれ、一気に映画の中へ引き込まれていった。

プロローグで宮城リョータの生い立ちをなぞりながら、現在の時間軸は山王高校との試合中という設定。

今回の主役をリョータにしたことで、他のメンバーのことをより深く知れたと思う(個人的には流川くん目線のストーリーも見てみたい)。

試合のスピード感の渦中に居ながら、湘北メンバーそれぞれが歩んできたこれまでの出来事に瞬時に時間軸が移動する感じが実に鮮やかで良かった。

漫画で見たシーンや風景がリアルに目の前に広がっていることに感動した。

これはアニメ映画じゃない。

漫画がちゃんと映画になったんだ。

まさに技術の進歩が成せる技。

CGならではの自然な動きで、バスケの臨場感がもの凄いのだ。

伝説の山王戦を目の前で観戦してる疑似体験に手に汗握りっぱなし。

三井君が決める3ポイントシュートに鳥肌立ちっぱなし。

流川くんなんて漫画の何十倍もかっこ良くて見るたびにドキドキしっぱなし。

でもやっぱり試合の中でさらに進化と成長を遂げる花みっちゃんが愛おしすぎた。

私の脳内で生きている湘北メンバーにやっと本当に会えた気がして嬉しかった。

エンドロールで流れる「第ゼロ感」の歌詞が沁みすぎて涙。

クーアザドンイハビ。

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