1/17(金)の夜、ゲストハウスにチェックインするゲスト案内のため自宅から京都に向かった。
外は冷え込んでいて、息を吸うと冷たい空気が肺に沁みる。
いつもより肺が痛かったが、充電式カイロを手に握り、耳当てを装着して完全防備で出かけた。
常に胸痛があるので、気にすることなく電車に乗った。
京都駅に到着し、八条口出口からゲストハウスへ向かったが、異常に息苦しく、牛歩のようになっていた。
いつもなら8分ほどで到着するところが20分かかってしまった。
ゲストを迎えるために部屋を暖かくしたり、ドリンクの準備などのセッティングをして待機。
ただ座って待っているだけなのに、いよいよ呼吸が苦しくなり、胸痛が耐えられなくなってきた。
これはゲストが到着してもまともに話せそうにない。
夫に連絡し緊急対応要員の方を手配してもらう。
5分ほどで緊急対応の方が到着したのでカギを預けて引き継ぎをお願いした。
ほどなくして呼んでいた救急車が到着し、一番近くの病院に搬送された。
救急センターは混みあっていて、レントゲン撮影まで1時間ほどかかった。
さらに呼吸器外科の先生の到着まで40分ほど待った。
先生が到着するまでの間にレントゲン撮影した画像を見せてもらったら、中等度以上の気胸になっていた。
これはまた胸腔ドレナージだ・・・。
。゚∵( TДT)∵゚
呼吸器外科の先生が到着し、胸腔ドレナージの処置が始まった。
前回(昨年8月)は初めてのことで何が何やらわからないうちに処置が終了したが、2回目ともなると手順を予測してしまうので変に身構えてしまい、痛さが増幅した。
実際に前回よりもドレーンが刺さった先の胸膜の部分が痛く、脇腹から肩甲骨まで串刺しにされているような感覚だった。
局所麻酔は20分ほどで切れてしまうので、痛みとの闘いがひたすら続く。
病院事務の方が来て、入院手続きの書類への記入を行なう。
日付けはすでに18日になっていた。
個室しか空いておらず、ひとまず個室に入院となった。
見覚えのある機械が私の身体と繋がっている。
今日から相棒となったチェスト・ドレーン・パック氏(前回はコンパクトドレーンユニットくん)。
右肺に漏れた空気がドレーンを伝ってこちらの機械に入っていく。
息苦しさが少しずつなくなってきて、声が出しやすくなる。
呼吸が楽になってくると今度は猛烈に胃がキリキリしてきた。
夜ご飯を食べないまま救急搬送となったので、空腹を通り越して干からびたような状態になっていた。
すでに病院内のコンビニは22時で閉まっていて、何か買える場所も無い。
どうしようもない状態を見かねてか、主治医の先生がクッキーをくださった。
神戸に居た頃おなじみだったフロインドリーブ!
夜中に個室で一人、貪るようにクッキーを食べる・・・
(・u ・)ŧ‹”ŧ‹”
生き返った。
呼吸ができて、食べ物が食べられる。
なんて幸せなことか。
そろそろ休もうと思ったが、仰向けだと背中圧迫しドレーンが当たって痛いので、ベッドをほぼ90度の座椅子状態にした。
休みたいのだが、痛みが強すぎて眠れない。
ロキソニンを飲んでいるが、あまり効いてない。
ただただ痛みに耐えてじっとしているうちに、うつらうつらと浅い眠りを繰り返し、朝になった。
しぼんだ右肺が膨らむまで、あと何日かかるだろう。
今回の再発から、手術の必要性を感じている。
回復を願うとともに、手術のスケジュールも検討する入院生活が始まった・・・。
つづく