退院して8日経過。
手術創に貼っていたテープは3日前に剥がれ、縫合部の腫れがひいてきた。
傷口の内側に痛みはあるが、日に日におさまってきている。
手術創3つのうちドレーンを刺していた箇所のみ抜糸が必要なので、今日は朝から病院へ行ってきた。
まず血液検査、レントゲン撮影をしてから呼吸器外科の診察室へ。
診察室でちゃちゃっと抜糸を行なう主治医。
糸を引っ張ってハサミでチョキンと切ったが、かさぶた化した部分にまだ糸が埋まっているらしい。
( ゚д゚ )エッ・・・?
自然に糸が出てきたら自分で取るか、怖ければまた受診してとのこと。
なんだか中途半端な抜糸になってしまった。
血液検査・レントゲン撮影の結果はいずれも異常なし。
まだ肺の中に胸水が残っているが、問題ない範囲らしい。
一番気になっていたことは手術の際に切除した横隔膜の病変部の組織検査の結果で、やはり子宮内膜組織が検出されたとのこと。
予想通りだった。
組織検査によって正式に月経随伴性気胸(異所性子宮内膜症ともいう)であることが確定した。
というわけで今後も再発の可能性がある。
現在、婦人科で処方されているホルモン治療薬の服用で月経は止まっているが、本来の月経期間に合わせて肺の観察を行なうため、来週もレントゲン撮影に行くことになった。
ホルモン治療薬の服用を続けるかどうかは、自己判断で良いとのこと。
手術後にホルモン治療を辞める人もいるし、続ける人もいて、この病気にはこれといったマニュアルが無い。
事実、私にとってホルモン治療薬は気胸を止めるほどの効果は無かった。
しかし月経を止めていることで、酷い生理痛から解放されていることはホルモン治療薬の恩恵である。
薬の副作用もほぼ無くなっているし、引き続きホルモン治療薬は続けていこうと思う。
ホルモン治療薬ジエノゲストと鎮痛剤ロキソニン&胃薬、肋間神経痛用リリカを服用中
昨年8月・高度気胸からの胸腔ドレナージ処置入院に始まった治療は長く苦しい日々だったが、結局のところ手術をしなければ判明しなかったことばかりだった。
再発のリスクがあるとはいえ、今回のタイミングで手術をして本当に良かったと思う。
再発しない日々を積み重ねていけますように。
医学の進歩で治療法や治療薬が発見されることを切に願いつつ。
おわり