映画館で観るべき映画といろんな人が言っているのをさんざん見聞きしていたが、もう近所での上映が終わってしまい諦めていたところ、アンコール上映が4DXのみで行われていることを知り、大急ぎで観に行くことにした。
約30年前に観た「トップガン」の記憶があいまいだったのでプライムビデオで再鑑賞した。
若かりし日のトムがさわやかすぎて眩しいくらいだった。
当時、音楽と映画がこれほどマッチしているものはないなと思って映画鑑賞後にサントラを聴きまくっていたことを思い出した。
あとメグ・ライアンが出ていたことに驚いた。
初めての4DXとあって作法がわからない(鑑賞しながら飲食可能か?など)から調べてみると、「約2時間、アトラクションに乗っているようなもの」とどなたかが書いていて映画に集中できなかったらどうしようと不安になった。
上映当日。
事前に予約していたチケットを発券し、4DXの劇場に入ると4席がひとかたまりになっていて、ガッチリとしたシートにすっぽり身体がおさまる感じだった。
いよいよ本編が始まった。
カワサキのバイクで颯爽と走るトム。バイクの振動が4DXのシートに伝わる。
最新の戦闘機でマッハの記録更新に挑むトム。大画面とドルビーシネマの音響だけでも迫力満点だが、戦闘機のエンジン音と振動プラス風が身体に伝わってくる感覚は最高に心地よい。
元来、飛行機の離陸の瞬間が大好きなので余計そう感じるのかもしれない。
シーンによってはシートがかなり激しく揺れるが、楽しいと思えた。
でもポップコーンは食べにくいから基本的に飲食はしない方がいいと思った。
隣のカップルはドリンクとポップコーンを持参していたが飲食するタイミングを失っていた。
映画に集中できないかもと抱いていた不安は杞憂に終わった。
臨場感が味わえることでむしろ映画への没入感が倍増したくらいだ。
ストーリーは前作をベースにしているので、事前に再鑑賞していて良かった。
トム・クルーズの作品はどれも「トム様かっこいいプロモーションビデオ大会」ってな感じで「はいはいわかりましたあなたはホントかっこいいですよ」と言いたくなるような感じで斜めから観ていたが(すいません)、今作品についてはかっこいいって言葉が陳腐に思えるほどトムが素晴らしすぎて、今までごめんなさい!!!と脳内土下座した。
もう、ぐうの音も出ないほどの格好良さだったから。
これぞ映画、これぞエンターテインメント。
ワクワクドキドキハラハラ、手に汗握って、泣いて笑って祈って、最後はスタンディグオベーションしそうになった作品なんて一体何年ぶりだろう?
興奮冷めやらぬ状態でブログを書いてしまっている始末。
結論、4DXで観て良かった。チケット料金2,900円は高くない。
こんな作品にこれからも出会えるのだろうか?
しばらくはこの余韻に浸りながらまたサントラを聴きまくってしまいそうだ。
おわり