ほとり暮らし

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【術後①】胸腔鏡下肺切除術、横隔膜が穴だらけ。(月経随伴性気胸)

細切れでうとうとしてるうちに朝が来た。

病院の朝は早い。

6時頃から検温や血圧測定、体重測定が始まる。

8時に朝食を完食後、車椅子でレントゲン撮影に連れて行ってもらう。

 

病室に戻り、点滴と導尿カテーテルを外してもらって身軽になった。


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自分の足でトイレに行けることに感動する。

 

しかし胸腔ドレナージのドレーンはまだ外せない。

引き続き手術創とドレーンの痛みに耐えながら過ごす。

 

主治医より昨日の手術の写真を見せてもらいながら報告を受ける。

初めて見る自分の内蔵写真。

この病気が発覚してからネットで様々な手術レポートを閲覧しているので、内蔵の写真は見慣れているが、自分の横隔膜がここまで酷いとは思わなかった。

横隔膜に多数の穴が空いていて、穴から下の肝臓が見えている。

手術では、それらの穴を切除し横隔膜をメッシュシートなるものでカバーリングして補強したとのこと。

右肺に穴は空いていなかったが、右肺上部が胸部と癒着していることが確認できたとのこと。

今回の手術はここで終了した。

 

術後20時間ほど経過した現在、胸腔ドレナージでは肺からまだ空気が漏れている様子。

今週いっぱい経過観察し、空気漏れが無くならない場合は、来週に再手術となる。

再手術では、肺上部と胸部の癒着部分をはがして内部を確認する必要がある。

癒着部分内部に穴が空いている可能性を疑っている。

心臓に近い部分なので、慎重に行なう手術になる。

 

夕方から夫が面会に来てくれた。

昨日と違ってまともに話せてるので、安心したようだ。

入院して10日が過ぎたが、夫と息子は協力しながら生活している様子。

食事事情は主に冷凍食品、惣菜、弁当に頼りきり。

そんな食生活なので、家族たちの健康も心配になってくる。

中学生の息子は昼食が給食なので、そこでバランスの良い食事ができているはずだが。

給食は本当にありがたい。

 

17時頃、病室に主治医が来た。

主治医が胸腔ドレナージの機械の電源を入れて肺に陰圧をかけた瞬間、肺がギューーっと引きちぎられるような感じで激痛が走った。

肺が動いたと同時にドレーンも動いたような感じ。

あまりの痛さに夕食後に飲む予定のロキソニンを先に飲んでしまった。

 

18時の夕食も完食。

19時、面会時間終了で夫は帰った。

毎日、夜が憂鬱だ。

入院前もそうだったが、寝る時間に不調になりやすい。

病院内が乾燥しているせいか、喉がイガイガして気管の奥で痰が引っかかっている。

痰を出したいのだが、咳をすると肺のドレーンと手術創にひびくので、怖くて思いきった咳ができない。

そうやって我慢し続けていると、ついに激しくむせてしまい、最終的にはすごい咳が出て激痛に悶え苦しむ。

 

咳の波が訪れるたびに起きてしまい、浅い眠りで朝を迎えた。

寝ている間じゅう、ずっと肺がグニョグニョと動いているような感覚で痛かった。

膨らんでるのか、しぼんでるのか、それともまた穴が空いてるのか・・・?

私の右肺、がんばって(ง •̀_•́)

 

 

 

つづく